美容と掃除　似ている＝美しくする会　講演で飯島氏

6月30日（水）

　　ブラジルを美しくする会（玉根丈之会長）は二十三日、サンパウロ市で第六十七回講演会「美容師・飯島秀昭のショーとお話し」を開催した。講師の飯島氏は「口は下手ですが、腕には自信があります」と語り、軽快なトークと未だ衰えないカットの腕で、約八十人の来場者を魅了した。
　五〇年埼玉県生まれ。七九年着伯、八二年にＳＯＨＯ一号店を開いた。現在アカデミー二店舗を含む三十店舗のオーナー兼社長。美しくする会の主要メンバーで、個人的にもこの八年間毎朝、アクリマソン公園の掃き掃除を行っている。
　飯島氏は「美容の仕事と掃除は似ている」と、丁寧に仕事をすることの大切さを伝えた。また、はさみの静刃を信念に、動刃を行動に例え、「信念をもって行動すれば、よい結果が生まれる」と美容師としての仕事から得た教訓を語っていた。
　美しくする会では、毎月第二水曜日、朝六時からアクリマソン公園の清掃活動を展開。九月二十六日には第九回パウリスタ大通り掃除大会（松村滋樹実行委員長）も予定する。参加者は三千人に上る見通しで、「ギネスブック級の掃除イベントです」と松村委員長は参加を呼びかける。
　連絡先１１・５６２１・７７０５（玉根さん）。