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鹿児島県人会=母の手料理、郷土民謡に涙

7月17日(土)

  歓迎会は県人会館で、同県乗船者は十五人。約五十人が拍手と満面の笑みで出迎えた。婦人部の用意した心の籠もった郷土手料理が用意され、県の代表的な民謡「おはら節」をみんなで大合唱するなど、その熱烈な歓迎ぶりに「こんなに歓迎して頂けるなんて思いもよらなかった」と涙を流す自衛官もいた。
 「自分の親と同じ出身地の人には、両親に似た雰囲気を感じて、とても嬉しい」と定光子さんは(71・二世)語る。
 自衛官の中野望さんは「同じ小学校を出た人がいて、今校舎はどうなったとか町の様子の変化を話しました」と嬉しそうだった。
 中野さんと同じ小学校を卒業したのは清水厚子さん(68・一世)。「とても変わってびっくり」。でも、校庭に生い茂る大きなイチョウの木は現在でも残っており、話が盛り上がった。イチョウの木が二人の「時間」を埋めた。
 プレゼント交換も行われ、自衛官側は鹿児島の特産品に加え、海上自衛隊のピンバッジを出席者全員に贈った。
 藤崎勝通信幕僚は、「どこにいても鹿児島県人の魂は一緒だと感じました。そして、こちらの方がもつ日本や鹿児島への愛国心に触れ、日本に住む我々はもっと日本のことを好きにならなければならないと思いました」と、ブラジルに住む「先輩」と接し、深い感銘を受けた様子。
 歓迎会の時間は瞬く間に過ぎた。県人会の皆さんが総出で自衛官員を見送り、「また来てねー」「また、来ます」との声が飛び交うい、名残惜しむ中でバスが出発した。
 「県人会に来てよかったと思って頂ければ嬉しい」と田畑会長が最初に挨拶を行ったが、その思いは深く通じたようだ。

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