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『アマゾン移民 少年の追憶』の小野正さん

8月5日(木)

  小野正さんが四日午前二時、パラナ州コルネーリオ・プロコピオ市のサンタカーザ病院で肺炎のために亡くなった。享年八十四歳。宮城県岩沼町出身。妻ヨシコさんとの間に三男四女の子供に恵まれた。葬儀は五日午前九時、同市営墓地で行われる。
 十歳で家族九人と伯父二人と共にパラー州トメアスー近くのアカラ植民地に入植した。兄弟三人を原始林大熱病で亡くし、植民地を離れる資金もなく、家族みんなで悪戦苦闘した。
 このアマゾン入植当時の話を聞いて感動した三女から催促されて半年がかりで書き上げたのが、本紙に掲載中の『アマゾン移民 少年の追憶』で、九八年に自家製本されていた。
 この本を読んだ日本の作家、山脇あさ子さんの手で『アマゾンからの手紙 十歳のブラジル移民』が昨年十二月に上梓された。出版後すぐに西日本新聞社の「読書感想画コンクール」の指定図書に指定されるなど話題を呼んでいた。

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