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百周年説明会=抽象議論=緊張感なし=上原理事長不在で空回り

8月25日(水)

 【後日詳報】トップ不在の説明会は空転――。日本移民百周年祭典協会は二十四日午後、記念事業計画やその資金繰りなどについての説明会を開いた。会場となったリベルダーデ区の文協ビル展示室には県人会長や一世を中心としたコロニア各界から約五十人が参加、祭典協会から説明を受けた後、質疑応答を展開。ただ、責任者であるはずの上原幸啓同協会理事長が病欠し、説明会の開催を要求した県連の中沢宏一会長が、祭典協会側の一員として回答する側に回るなど、緊張感ある議論はほとんどなく、抽象論に終始した。
 祭典協会の副理事長でもある中沢会長が「百周年まで四年を切った。早急にコロニアの総意をまとめる必要がある」と冒頭で挨拶。続いて祭典協会から、記念事業の全体像について説明があった。特に「箱物」プロジェクトとして目玉となる日伯総合センターについては、建設費六十二億円、用地購入費八億円の内訳に加え、完成までのタイムスケジュールも紹介。
 今年中に用地の確保をするという祭典協会から初めて具体的な用地の候補三ヵ所も明らかにされた。
 七十億円を要する同センターの実現が疑問視される中、資金繰りや日本からの援助など具体的な質問が出されることが期待された説明会だが、出席者のほとんどが抽象論に終始。祭典協会からも踏み込んだ回答はなかった。

 

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