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戦後移住50年記念誌=きょう出版会=「将来への贈り物」

10月1日(金)

 ブラジル・ニッポン移住者協会(小瀬真澄委員長)が昨年の戦後移住五十年を記念して刊行を進めていた「ブラジル日本移民 戦後移住の五十年」がこのたび完成した。第一部「写真で見る戦後移住開始から五十年」では、若い世代にも歴史を伝えたいとの思いからポ語の解説付。目玉は「女性移民の戦後50年」「コロニアの未来を語ろう」などの座談会で、編集に携わった関昇副委員長は「百周年後、三十年、四十年先の日系社会を考えるための、将来への贈り物になれば」と語る。
 全三百四十四ページ。戦後移住史と平行してブラジルの時代概況も同時に振り返った。「21年間の軍事政権を考える」(赤嶺尚由ソールナセンテ人材銀行代表)、「激動の50年―ブラジル経済の奇跡―」(鈴木孝憲デロイト・トウシュ・トーマツ最高顧問)といった論考に始まり、国際交流基金サンパウロ日本文化センターの吉井弘所長は国際文化交流と戦後移住五十年を比較。ジェトロ・サンパウロ・センターの二宮康史調査担当も、専門分野である戦後の日伯貿易関係の変化を著述した。
 また、フリーライターの外山脩が「コチア、スール、南銀の落城と日系社会」を寄稿。サンパウロ人文科学研究所の鈴木正威理事、宮尾進顧問らも文章を寄せている。
 巻末には戦後移住五十周年祭記念行事の様子が写真入りで掲載された。
 四千部を刊行。出版記念パーティーは一日午後七時から北海道県人会館で、石田仁宏サンパウロ総領事、小松雹玄JICAブラジリア支所長らを招いて行なわれる。一般参加可。
 詳細など11・3276・9450(同協会)まで。

 

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