ホーム | 日系社会ニュース | 緩急自在な清涼な歌声

緩急自在な清涼な歌声

10月20日(火)

 ピッコロ女性合唱団の第三十一回コンサートが十七日午後四時から、サンパウロ市ヴィラ・クレメンチーノ区のBaccarelliで開催され、約百人余りが清涼な歌声に魅了された。
 淡いグリーンのワンピースドレスを着た団員十四人は、約一時間半に渡って日頃の練習の成果を存分に披露した。第一部は荘厳な小ミサ曲で始まり、重層なハーモニーを響かせた。後半には「まわり燈篭」「祭りと花と娘」など日語によるリズミカルなクラシックを緩急自在な歌唱力で聞かせ、入場者から大きな拍手がわいた。
 第二部では前半にイタリア・オペラの名曲、後半にディズニーの映画音楽から「ピーターパン」「シンデレラ」「わんわん物語」など懐かしいナンバーを歌った。硬軟取り混ぜた選曲に、来場者は時間がたつのも忘れて聞き入った。
 最後は「マイ・フェア・レディ」で、アンコールにはポ語曲「アズロン」で幕を閉じた。来場者からは「良かったね」という感想がもれていた。指揮は吉田輝男さん、ピアノ伴奏は宮島紀子さんで、演奏終了後に花束が贈られた。

image_print