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カチャーシー踊り、花火も=ビラ・カロン オキナワ祭り=雨にも延べ5千人が来場

11月9日(火)

 沖縄県人会ビラ・カロン支部主催の「第二回オキナワ祭り」(上原テーリオ実行委員長)が六日午後三時から行われ、会場となった同支部会館前のサンパウロ市同区ハロルド・ダルトロ広場には延べ五千人が詰めかけ、盛況のうちに全員のエイサーで幕を閉じた。
 この祭りは、支部会員四百家族と地元ブラジル人との交流の場にと、昨年から始められた。約二千人だった第一回に比べ、にわか雨にかかわらず、今年は五千人と大幅な来場者増となった。
 当日は、地元に道場をおく沖縄剛柔流明武館の百三十人による迫力の空手デモ、子どもを中心にした八十人による琉球国祭り太鼓をはじめ、城間和恵琉舞道場、大嶺初江さんのレキオス太鼓など総勢約六百人が次々に日ごろ鍛錬した技を披露し、盛んに観客の喝采を浴びていた。
 同支部婦人部による沖縄ソバ、焼きそば、バザー業者による各種店舗など合計約二十五店が並び、売り切れが続出したという。来場者から集めた「腐らない食品類」は、希望の家に寄付される。
 この祭りの特徴の一つは、沖縄県人の祭りではあまりみられない盆踊りがある点。「他県の方や、地元ブラジル人と一緒に踊れるものを」との主旨により、第一回から行われている。
 知花良治ビラ・カロン支部長は「最後は地元ブラジル人も一緒になって、琉球国祭り太鼓でカチャーシーを踊って、花火もいっぱい打ち上げ、とっても盛り上がりました。地元との親睦を深めるという目的を達成できた」と満足げに語った。

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