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兵庫県=「また帰ってきたい」=農業高校生がブラジル研修

12月1日(水)

 「ブラジルの規模の大きさにはびっくりしました」。兵庫県の平成十六年度農業高校生等海外派遣研修制度で八名の高校生、二名の大学生が十一月十四日に来伯。帰国前日の二十六日に行われた同県人会の夕食会で、播磨農業高校の前川真司さん(17)は、こう興奮気味に語った。
 他県でも農業高校生などのブラジル短期研修は行われているが、十人規模のものは珍しい。
 同県の姫路市がクリチーバ市と、加古川市がマリンガ市、また県自体もパラナ州と姉妹都市提携しており、各姉妹都市の市長、知事を表敬訪問した。県立農業大学校研修課長の京啓一団長は「友好使節団の役割も帯びています」と説明する。
 十四日は西村俊治農工学校を訪れ、同校寮で四泊。各自別々の部屋に泊まり、同世代のブラジル人に囲まれ夜を過ごすという異文化体験をした。屠殺も行った。泣き叫ぶ豚を目の当たりにし、「へこんだ」(胸が痛んだ)と前川さん。
 日系人の生活に触れることも主要な目的で、十九日からはマリンガの日系人宅でホームステイ。「すごく日本的な方で、味噌汁を作ってくれて日本と変わらなかった。でも、お掃除してくれる人がいるって聞いてびっくり」と但馬農業高校の岡村美穂さん(17)。「現在の日系人の地位が、いかに頑張って手に入れたものかも分かりました」とも。
 最後に「ポルトガル語を覚えて、またブラジルに帰って来たい」と、県立農業大学校の木曽稔さん(19)は笑顔で力強く語った。

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