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東西南北

12月7日(火)

 連邦警察ゴイアス支署は三日、国際的な人身売買の容疑で七人を逮捕した。売春目的でスペインへ送られた一女性の通報を受けて、連警は十六件の証拠物件を押収した。一味はゴイアス市を中心に活動、連警職員夫婦が計画し見習い職員が旅券を発注、支署前の新聞売店がポン引き、ヴァンツール旅行社が共犯だった。旅行社は別の連警職員の愛人が経営していた。
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 十五歳の少年を射殺した容疑で市警誘拐対策課(DAS)のフェルネーダ捜査官(45)が五日未明に逮捕された。事件は四日夜、サンパウロ市東部ジャルジン・ダンフェール区で発生。少年が友人二人と通りを歩いていたところ、車に乗った容疑者が近づき、「静かにしないと撃つぞ」と脅した。三人はじっとしていたが、容疑者は発砲、少年の口に命中した。容疑者は少年らが自分の車を襲ったと供述している。
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 サンパウロ市西部各地区で四カ月の間に百台近くの自動車を盗んだ四人組の男が逮捕された。警察は容疑者の電話盗聴を四カ月続けたという。盗難車の色はすべて灰色か黒で、盗まれた車は一台千五百レアルでコチア市の改造工場に売られ、そこを出た車は七千五百レアル前後で、パラグアイで売られていた。
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 セルジーニョ選手の死で動揺するブラジルのサッカー界で、またブラジル人選手の犠牲者が出た。クリスチアーノ・リーマ選手がインド杯のデンポ・スポーツ対モフン・バガンの試合で、ゴールキーパーと衝突、競技場で急死した。同選手はデンポに所属、二点を入れてリードを奪い、後半三十二分に起こった惨事だった。死因は死体解剖を行った後に発表される。

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