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リベルダーデの象徴=鳥居の新旧交代儀式=〃御霊移し〃粛々と

12月14日(火)

 サンパウロ市リベルダーデ区のシンボルも世代交代――。長らく東洋人街を見守ってきた鳥居から、七月に完成した新しい鳥居への新旧交代儀式「御霊移し」が、十一日午後三時より南米大神宮の逢坂和男宮司により執り行なわれた。
 多数の来賓が玉串を奉納、西山巌領事の音頭で乾杯した。その後リベルダーデ広場に移り、第三十六回東洋祭りが開催された。主催はリベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎文博会長)。石橋隆介JICAサンパウロ支所次長、松尾治文協副会長や酒井精一援協副会長など多数の来賓が参加した。
 生憎の雨にもかかわらず、丹下セッ子太鼓道場の祝い太鼓、ACAL婦人部のリベルダーデ音頭やこれから音頭、リべロン・ピーレスとACAL青年部合同のYOSAKOIソーラン、鳥取保存会の傘踊り、琉球国祭り太鼓、レプレーザ連の阿波踊りなどがにぎやかに披露された。
 池崎会長は「旧鳥居は三十年間もリベルダーデ界隈の繁栄を見守ってくれましたが、年末までには解体します。新しい鳥居にも引き続き、この界隈のますますの繁栄を見守り続けてほしい」と述べた。

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