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イビウーナでもリンゴ=清水さん今年から収穫

12月15日(水)

 サンパウロ州イビウーナ市在住の清水英雄さんが〇〇年より新品種のコンデンサ種を栽培しており、四年目の今年十一月下旬から収穫が始まった。清水さんはリンゴの里、サンタ・カタリーナ州サンジョアキン市のリンゴ団地で手広くフジ種を栽培しており、それをイビウーナ市に導入した形だ。
 清水さんは、サンジョアキンでのリンゴ栽培の経験から、サンパウロ市近郊の温暖な気候でも栽培できるリンゴ種を探していた。そしてこのコンデンサ種を選び、六ヘクタールに一万四千本の苗木を植えた。
 同種は従来のガーラ種より約二カ月前に収穫できる利点があり、市場で有利に販売できる。収穫量は一ヘクタール当たり三十トンが見込まれており、現在の販売価格は現地渡しで一キロ当たり一・七レアル、一箱約三十レアルで、N・K商会が購入している。収穫は十二月末まで続く。
 英雄さんの父親滝二郎さんは、三十年前にサンジョアキン市のリンゴ団地に入植し、リンゴ栽培を始めた先駆者の一人。

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