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阪神淡路大震災から10年=兵庫県人会追悼ミサを企画

12月24日(金)

 未曾有の被害を出した阪神淡路大震災から十周年を機に、犠牲者の霊を弔おうと兵庫県人会(尾西貞夫会長)は来年一月十七日、追悼ミサを行う。震災直後に実施した追悼ミサ以来で、大きな被害から立ち直りつつある十周年の節目を記念して企画された。
 一九九五年一月十七日午前五時四十六分(日本時間)に発生した同震災では〓人の死者を出し、神戸市内でも大規模ビルが倒壊した。県人会の親類や知人だけでなく、出稼ぎ中の日系人も負傷するなど大きな傷跡を残した。当時兵庫県人会が中心となって総額八千万円に上る義捐金も母県に送っている。
 来年一月で十周年の大きな節目を迎えることから「着実に復興している母県の将来と、犠牲者に祈りを捧げたい」とミサを計画。本来は日本時間の発生同時刻でと希望していたが、会場の都合もあり、一日遅れの十七日午後六時四十七分に実施することになった。ヴィラ・マリアーナ区ボルジェス・ラゴア街1209のサンフランシスコ教会が会場で、当日は震災直後の写真と復興した現在の写真なども展示。兵庫県人だけでなく、幅広い日系団体に呼掛けて大勢で祈りを捧げる予定だ。尾西会長は「出稼ぎ中だった日系人など出来るだけ多くの人に来てもらいたい」と呼掛ける。
 当日は午後六時半までに集合して欲しいとのこと。問合せは同県人会11・3207・0025まで。午後一時から同五時まで応対する。

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