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矢崎さんに白羽=ピアノ奏者の有望株=ドミコン

3月12日(土)

 気鋭のピアノ奏者の矢崎愛さん(27)が第二十二回文協ドミンゴ・コンサートに出演する。二十日午前十一時から小講堂で行う。
 矢崎さんは在伯九年。地元新潟県の高校卒業後、ユバ農場で二年滞在した。サンパウロ州立音楽学校などでピアノ、和声、ソルフェージュ、楽典を学び、〇三年から北米の名門音楽学校ジュリアード音楽院特別講師のシーロ・ゴンサウヴェス・ジアス・ジュニオール氏に師事する本格派だ。
 演目はベートーベン「ソナタOp.10/1」、ショパン「ポロネーズOp.26 No.1」、ヴィラ・ローボス「マンキーニャ」、平井康三郎「幻想曲さくらさくら」など。音楽委員会の伝田英二委員長は「若いピアニストに文協でやってもらえば、若い人が聞きに来てくれるのでは。みなさん聞きに来てください」と語った。
 矢崎さんは「演奏させてもらうなんて光栄です」とし、二十九日夜にユバ農場で同様の曲目を演奏するコンサートも開くと語った。
 また、羽田宗義副委員長は、昨年、大好評だった中平マリコさんが今年再び来伯し、六月十九日に文協大講堂で同創立五十周年記念コンサートを開催する予定を明らかにした。

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