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東西南北

3月17日(木)

 生身の人間をチェーンソーで切り刻みアクレ州民を震撼させたイウデブランド・パスコアル元下議に、二十五年六カ月の禁固判決がブラジリア連邦地裁から出た。同元下議は九七年九月、同州リオ・ブランコ市でヴァウテル・アヤラ警察官の殺害教唆罪で拘束された。同元下議は徒党を組み、彼らに残忍な方法の殺害を指示し、人命軽視が問題視された。裁判官をもチェーンソーで殺すと脅したという。
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 サンパウロ市南部カンポ・ベーロ区ジョアン・ソアレス通りの高級マンション、マイソン・フライブルグで母娘が就寝中、突然五人組が侵入。自動小銃で脅し、貴金属とドル紙幣を要求した。一味は四時間にわたり同様に十戸を襲い、老婦人から乳児まで住人らを着替えさせガレージに監禁した。人質は全員壁に向かって直立不動。百万レアル相当の貴金属と現金を奪い、外部で待機していた者とともに乗用車八台も奪い去った。
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 サンパウロ市西部ピニェイロス区にある高級モーテルのプールで十三日朝、二十九歳の女性が髪を吸水口に吸い込まれて溺れ、病院に運ばれたが二十四時間後に死亡した。恋人とモーテルの従業員が髪を切って救い出したとき、女性はすでに意識不明となっていた。プール製造業者によると、今回のような事故は初めてのケースだという。五歳の娘がいるこの女性は最近離婚したばかりだった。
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 クリチーバ市の病院で生まれたばかりの赤ちゃんを拉致したマルシア・F・サルバドール容疑者(32)が十四日夜、同市シッチオ・セルカード区の自宅マンションで赤ちゃんといたところを、匿名の通報を受けた警察に現行犯逮捕された。昨年八月に行った中絶を後悔した同容疑者は、別れた恋人の子に仕立てるため赤ちゃんをとっさに拉致、犯行を悪く思っていると供述。赤ちゃんが無事戻った両親は病院を訴えない意向。

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