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東西南北

3月19日(土)

 インドネシアのジャカルタ裁判所は十七日、麻薬密輸容疑で逮捕されたブラジル人マルコ・C・モレイラ被告(42)の死刑確定を、非公式ルートを通じブラジル大使館へ通告した。弁護人は三回にわたり抗告を行ったが、棄却された。処刑だけは免れたいと外務省が執行停止の可能性を模索している。処刑は銃殺刑で執行されるという。モレイラは愛用のハングライダーの翼に十三キロのコカインを隠していた。
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 セアラ州フォルタレーザ市近郊のカウカイアで年金生活者のエリオマール・マイア(65)さんが殺害された事件で、警察は息子(12)を殺人教唆の容疑で逮捕した。殺人容疑者の取調べを行ったところ、息子が年金を直接受け取るため、千五百レアルで殺害を依頼したことが判明した。息子はトランプに興じるため父をベランダに誘い、その場で父は頭部に被弾した。
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 連邦警察は十七日、リオ市西部バーラ・ダ・チジューカ区で、ハッカー集団を率い、インターネットで銀行口座から金を盗んでいたとしてヴァルジール・P・アウメイダ容疑者(42)を逮捕した。被害に遭った口座は約百万、被害額は五千万レアルに上るとみられる。同集団は性機能不全治療薬などの広告とともに、パソコンに含まれる情報をすべて盗み取るプログラムをEメールで送りつけて口座番号と暗証番号を手に入れ、金を引き出していた。

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