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日本語教育20年の歩み=聖南西地区がまとめる

3月22日(火)

 聖南西地区で二十年間、灯し続けられてきた日本語教育の軌跡が一冊の本にまとめられた。
「聖南西地区ブラジル日本語教育史」で、聖南西教育研究会内の記念誌編纂委員会(尾崎守委員長)がまとめたもの。国際協力機構(JICA)が一部助成している。
 全伯日本語教育史と聖南西管内教育略史対象年表や座談会、写真、日本語学校の紹介など多彩な内容。現場から見た教師たちの主張、感想も寄せられた。
 管内に派遣された歴代の教師リストも六ページを割いて掲載。尾崎委員長は「二十周年はフェスタや式典などで終わるのでなく、何かを残したかった」と記念誌編纂のきっかけを説明。「聖南西地域の各学校に配布したが、あと百冊ほど余裕がある」という。
 希望者には三十レアルで販売される。
 詳しくはウニオン・クルツラール日本語学校(電話15・3271・2112)まで。

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