ホーム | 日系社会ニュース | 谷氏=裁判取り下げへ

谷氏=裁判取り下げへ

5月4日(水)

 三日午後二時までに入った谷陣営関係筋の話によると、谷広海氏は裁判を取り下げる方向で調整に入った。三日晩、支援者ら四十人以上がサンパウロ市内に集まり、反省・残念会を行った。
 当初はこの会で、裁判を取り下げるかどうか喧喧諤諤の議論が行われるとの予測もあったが、谷氏本人が取り下げる方向に気持ちを入れ替えているとの話があり、その方向で提案がなされ、承認される公算が高まった。同陣営幹部は「本人からそのような提案があれば、恐らくそう決まるでしょう」と語った。
 二日の時点で谷氏は、「支援者みんなと話し合い、ちゃんと決めてから正式に発表したい。現執行部が続けることに異論はない。ただ、いろいろな意味で言い足りない部分があった。本当に申し訳ない。どういう形で、これから協力していけるか考えたい」と電話で語っていた。
 これで二カ月近く続いた文協会長選挙を巡る一連の動きに、最終的な終止符が打たれた。

image_print