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「久し振りですのう」=同郷の広島県人らと懇談=河合政務官

5月10日(火)

 「久し振りですのう。こんなに早うに皆さんに会えるとは、感激しとります」
 広島県出身の外務大臣政務官、河井克行衆議院議員(自民党、42)は八日、サンパウロ市アクリマソン区にある広島文化センターを訪問し、同県人会関係者と懇談、交流を図った。石田仁宏総領事も出席した。
 昨年十一月の初来伯に続き二回目となる今回は、夫人の河井あんり広島県議会議員も同行した。
 河井政務官は「母の日」にも関わらず集まった約三十人に広島弁で語りかけ、「これからも元気で頑張ってつかあさい」。県人の活躍を期待する言葉を送り、各テーブルで地元話に花を咲かせた。
 イグアスで開かれている米州議員連盟総会に出席、九日に「日本のポロロッカ」と題し、在日出稼ぎブラジル人を取り巻く問題について講演するという政務官は三年後に控えた百周年に触れ、「外務省としても出来る限りの応援はしたい」と明言。今月末に予定されているルーラ大統領訪日に関しては、「広島には来られんそうで、残念です。皆さんの声が届いてないんじゃないですか」と笑いを誘った。
 広島へのブラジル総領事館誘致について河井あんり議員は、県が先月、九万四千八百人の署名をブラジル大使館に届けたことを報告、「ブラジル側で県人会の力を期待している」と、イヴァン・カナブラーヴァ在日大使に渡した要望書を大西博巳会長にも手渡した。

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