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5月11日(水)

 イビウーナ市のあるコンドミニオ・フェッシャードにこのほど、三人組みの強盗が押し入り、日系人農家も被害に遭った。この農家は、同市で野菜などを栽培している。この日、カラオケを楽しんで帰宅。犯人グループに待ち伏せされていた。まさかコンドミニオ・フェッシャードで襲われるとは、思ってもいなかった。所持していた現金や宝石などを相当奪われ、ほかの場所に引っ越すつもり。同市の治安は一時安定したと言われていたが、最近また悪化してきているそう。
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 宇江木リカルドさん(78、マウア在住)が、このほど九年かけて大河小説『花の碑』(はなのいしぶみ)を脱稿した。一万五百枚だった。十二巻まで製本されており、これから年間五冊くらいのペースで三十一巻まで本にするという。宇江木さんは、もう一編長編を書こうとしている。〇九年の大阪北の大火から書き起こし、四五年アメリカ空軍の空襲で大阪が廃墟になるという歴史を背景に、ある女の一生を小説にする。題は『蜆川』。百歳まで生きて書きたいとか。このエネルギー、どこから来るのだろう。
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 八日からリオ・コパカバーナ海岸でブラジル、アルゼンチン、フランスなど十二カ国が参加して開催中の国際サッカー連盟主催ビーチサッカー大会で、日本代表は初日、強豪ポルトガルと対戦し惨敗したものの、九日のアメリカ戦で逆転勝利を収めた。地元日本人学校の生徒らが熱心に応援。アメリカ戦では、ブラジル人も「ジャポン」コールを送ったという。日本代表を率いているのはラモス瑠偉監督。

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