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義捐金第2弾=新潟中越地震=ようやく送金

5月17日(火)

 「お陰さまで予想以上の義援金が集まりました。口座も残金ゼロです」。
 新潟中越地震救援委員会の松尾治委員長は、笑顔でコロニアからの浄財の送金が完了したと報告した。
 昨年十月二十三日に発生した新潟中越地震の三日後に、コロニア諸団体に呼びかけ始まった募金活動。昨年末までの募金五万三千五百ドル(十四万六千五百九十レアル)は一月二十一日付けで送金済。それ以降に寄せられた義援金九万五千一百九十二レアルの送金手続きは三月七日に行っていたものの、送金が完了したのは今月二日だった。
 松尾委員長は、「(中央銀行側の)事務規則の変更があり、三度申請をやり直した」と送金が遅れた理由を説明する。
 しかし、この二カ月間の遅れで為替レートが変更、三月の段階で三万六千ドルとされていた第二回義援金は、一千一百ドル高の三万七千七百ドルとなった。
 「遅れましたが、結果的にはより多くの義援金を送ることができました」(松尾委員長)。
 すでに日本側の義援金受付となる赤十字に九日、入金が確認されており、事実上、委員会は解散の形となる。義援金総額は、九万一千二百ドル(二十四万一千七百八十二、五十レアルとなっている。

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