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夢の日系対決が実現=玉木が松元から三振奪う=プロ野球

5月19日(木)

 十七日フルキャスト宮城球場で松元ダニエル・ユウイチ外野手のヤクルトと玉木重雄投手の楽天が対戦し、四対四で迎えた八回表、日系ブラジル人選手対決が球界史上初めて実現、先輩格の玉木が松元から三振を奪い、貫禄勝ちした。
 プロ生活十年を迎え、広島から楽天に移籍した玉木は今季四試合目の登板で初勝利。一方、松元は今年入団七年目で念願の一軍定着を果たし、六月に神宮球場で行なわれる同一カードで再対戦する可能性もある。
 現在球界にはこの二選手のほかに、四人のブラジル人選手がいる。ヤクルトの片山文男投手、中日のホッシャ内野手(瀬間仲ノルベルト改め)と桜井好実外野手、そして投手から外野手に転向したソフトバンクのアンダーソン・ゴメスだ。
 さらに、社会人チーム、シダックスで主軸を打つ元ヤクルトの佐藤ツギオ内野手、日体大のエース小笠原ユキオ投手に加え、春の選抜で活躍した羽黒高校の片山マウリシオ投手ら「プロの卵」も少なくない。
 ブラジル野球連盟の辻修平さんは「ブラジル人選手同士で対戦する時代を迎えたのは本当にうれしいこと。今後はもっと楽しみになるでしょうね」と、期待に胸を膨らませる。

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