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富有柿祭りに=五万人集まる=ピエダーデ

5月24日(火)

 第五回ピエダーデ富有柿祭が二十日から二十二日までピエダーデ文化体育協会(益田照夫会長)で開催され、総勢五万人が来場した。期間中、生産者直売の柿三千箱が売り尽くされ、富有柿名産地にふさわしい祭典となった。
 今年はピエダーデ市制百六十五年を記念して同市が全面的に祭を後援し、榎本敏郎元副市長がイベント委員長として成功に貢献した。
 二十日午後三時半からの開会式には、小川彰夫、杓田美代子文協副会長、尾西貞夫援協副会長らが駆けつけ、ジョゼ・タデウ・デ・レゼンデ同市長夫妻、ロドルフォ・コスタ・ジルバ州議ほか、地元日伯要人多数が出席し、柿祭の開催を称え、祝福した。
 注目の柿品評会では、今年から糖度も測定され、五人の農業技師によって厳正に審査された結果、浜口愛子さんが出品した柿が見事に優勝を飾った。
 三アールケールに及ぶ会場は、会館を柿品評会と地元農産物展示会場とし、体育館には大型レストランと売店が設けられた。さらに、野球場には商社のピーアールコーナーが設置され、生産者直売所では手作りの柿ようかん、栗ようかん、干し柿、柿酢、柿ジャムなどが並び、これらも人気を集めた。

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