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7月6日(水)

 市内ホテルで行われたJICA青年ボランティア二十一期生の懇親会で宴もたけなわの頃、突然「火事だ!」と大騒ぎ。料理の入ったステンレス容器を温めるアルコール燃料が、テーブルと窓際の狭い空間に落ちて燃え広がり、あわやカーテンにも燃え移りそうに。丸橋次郎首席領事がとっさの判断で窓際の空間に入り靴で消し始め、その後、みながコップの水をかけてすぐに消し止めた。どうやらアルコールが燃えて燃料の入った容器のバランスが崩れ、勝手に落ちたとのこと。せっかくの門出だけに関係者は、ふ~っと脱力。
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 「礼儀正しさ」「規律正しさ」「和」を子孫に伝えたい―ひところなら〃戦前派〃の日本語教師が、口にしたことをパラナ州議員の西森ルイスさんは、機会あるたびに言う。現場の若い二、三世の日語教師の行き方は「わたしたちは外国語教育をやっている。躾などは…」であろう。「移民百年」を迎えるにあたり、昨今は、政治家が物的遺産もさることながら、精神文化遺産も大事、と力説する。
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 郵便局汚職や裏金問題で揺れる与党PT。連立を組むPMDBの元日系連邦下議がこのほど訪日、日本の議員らと懇談した。話題は自然にブラジルの政界になり、返答に窮したそう。「党内の実状は、ガタガタですよ。日本にニュースが流れていて、いろいろ質問されてしまいました」と苦笑い。この元下議、来年の選挙に出馬の意向を示しているとも言われているが……。