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クーニャ陶芸30周年=A・シドラエス氏=基金で記念講演会

2005年7月27日(水)

 もっと陶芸を知ってもらいたい―。今年、クーニャ市は初の窯出しから三十周年を迎える。そこで、同市に住む陶芸家が集まり結成されたクーニャ日本文化友の会が「陶芸三十周年記念講演会」(同市役所、観光局後援)を二十九日(金)午後二時から五時まで、国際交流基金日本文化センターで行う。また、同市では去る十六日から来る九月十一日まで「陶芸三十周年展示会」が開催されている。
 講演者はポルトガル人のアルベルト・シドラエスさん(60)。日本政府国費留学生第一期生として、一九七〇年から七三年まで福岡県の九州大学で建築学を学んでいた。その時、訪れた窯元で陶器を見て魅了されたという。
 その後、ブラジルへ移住し、一九九〇年再び日本へ留学した。留学先の石川県金沢工業大学ではデザイン学を専攻。帰伯後は、笛など陶器の楽器を中心に作陶している。その楽器で演奏会もするそうだ。
 講演のほかには、アルベルトさんとともに同市に初めて陶芸を興した末永公子さん、請関美重子さんの作陶ビデオの上映を行う。また、質問時間も三十分設ける予定だという。
 問い合わせ連絡先は11・3751・0835まで。陶芸のサイトはhttp://cunhaceramica.info。また、クーニャ市の紹介をbrazilonboard.comでしている。今後日本語で紹介したページも作製予定。

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