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コラム 樹海

 日本の学校教育は、特に授業以外の部分が、筆者たちが通学していたころと随分違ってきている。少子化で子供が〃大切にされている〃せいなのか▼NHKのテレビニュースを見ていると、しょっちゅう小、中、高等学校の校長が頭を下げて詫びている。学校で起きた「事件」の責任が、学校側にある、と問われるからのようだ。見るたびに「そうだろうか」と思う。少なくとも、責任は学校側にだけ、なのだろうか、と疑問がふくらむ▼警備が手薄のため教室に暴漢が侵入して、児童生徒を殺傷した場合は、明らかに学校側とか教育委員会の手落ちだろうが、校内で生徒同士が殺傷事件を起こしたり、教室に爆弾を投げ込んでケガさせるなどは、学校側は責任の大半を免れていいのではないか▼よく学校は知育、徳育を行う場とされる。いつの間にか、家庭の役割はなくなり?何か起きれば、すべて学校のせいとなってしまった▼ここで「昔話」。昔の親は、子の教師に対し、言うことをきかなければ、殴って下さい、と言った。躾を教師に委ねたのではなく、親も躾をするが、なお学校で悪さをしたら体罰もやむを得ないとしたのである。今、そのように頼む親はいないし、手を振り上げる教師は職を失う▼親が忙しく、モノを与えるだけで「あとは学校にお任せ」だから、学校での生徒の犯罪が増えるような気がしてならない。「校長たちよ、詫びるだけでなく、主張せよ」と言ったら、事情を知らない者は黙っていろ、と言われるか。(神)

05/7/27

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