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1年分食べました=餅つき祭りが盛況=アニャンゲーラ日系クラブ

2005年8月5日(金)

 アニャンゲーラ日系クラブ(志村豊弘会長)は七月三十、三十一日、ラッパ区の本部会館(テネンテ・ランディ街410)で毎年恒例の餅つき祭りを行い、食べ放題ちぎり餅を目当てに訪れた客で賑わった。
 餅以外にも、うどんやてんぷらなどを婦人部(松永ミチエ部長)が用意。クラブ会員のほか近所に住む非日系のブラジル人の姿も見られた。
 アニャンゲーラの餅つき祭りは今年で二十三回目。日系コロニアの中でも先駆けて餅つきを盛大に行った団体だ。「この辺の人にも親しまれています」と、志村会長は笑顔を見せた。
 現在は餅つき機でついているが、第一回から途中まで使われていたクラブのマーク入りの石臼でデモンストレーションも行われた。参加者は年配者が多かったが「二十回ずつ」という声にも「まだまだ」と力強く杵を振り下ろす姿があった。
 五レアルで食べ放題。あんこ、きな粉、ごまだれ、砂糖醤油、納豆、大根おろしが入ったそれぞれの皿に婦人部員たちがまだ湯気の上がっている餅をちぎって入れていき、客はそれを自由につまむ形式。皿の置かれたテーブルには列ができ、婦人たちは汗をかきながら作業していた。
 初めて来たという西原パウロさんは「とてもおいしい、いろいろ自由に食べられるのがいいね」とおかわり。毎年来ている木戸エルザさんは「会員ではないけれど、娘二人も楽しみにして来ています」と話した。

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