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イビウーナ婦人会50周年=独自の視点、記念誌発刊

2005年9月13日(火)

 【既報関連】イビウーナ婦人会の五十周年記念誌「半世紀の歴史を築いた女性たち」(日毎叢書企画出版)がこのほど、発刊された。日系団体ではどちらかと言えば縁の下の力持ちになりそうな婦人たちだが、女性の視点から移民史を綴っている。
 記念誌は序章から終章まで計十一章の構成。座談会を開き、会長経験者らが婦人会の歴史を振り返っているほか、子育てなどについてのエッセイも紹介している。
 最も大きな役割は、食文化だ。結婚式の料理を頼まれたことがきっかけで、会が活性化した。今は、焼きぞばやうどんの販売が有名だ。「食文化の担い手」との題で章を設け、活動内容を記述した。ポルトガル版も入っている。
 出版記念パーティーは二十一日に、同市内で開かれる予定。記念誌刊行に当たって、日清・アリメントス社がスポンサーになっている。

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