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ノロエステ、大盆踊り=シニアも驚く=「こんなの日本にない」

2005年9月15日(木)

 [アラサツーバ]第三十九回ノロエステ連合盆踊り大会が、去る八月二十七日、当地のアセア球場で開催された。アラサツーバ文協とノロエステ連合文協の共催だった。三十支部の踊り手、観衆ざっと三千人が集まり、好天に恵まれ盛大だった。
 谷崎治雄さんが司会、午後七時開会式。連合文協の白石一資会長が開会あいさつ。高橋邦雄アラサツーバ文協会長が、不在だったので、加藤孝副会長が代わってあいさつを述べた。マルリネット市長も祝辞。
 七月、着任した日本語の西出シニアは「こんな大掛かりな盆踊り大会は日本でも見たことがない」と驚きの表情。リオからの遠来の客も目を見張っていた。
 広い球場は人でごったがえした。夜の秋空に太鼓が響いた。アラサツーバ文協楽団の箭内和喜団長の指揮によって「花傘音頭」「炭坑節」「ソーラン節」「相馬盆歌」「ブラジル桜音頭」「会津磐梯山」「幸福音頭」が演奏された。
 フォークダンスで中休み。踊り手全員にサンドイッテ、うどんが食べ放題でふるまわれた。地元婦人会の惜しみない協力に地方からの来賓から称賛の言葉があった。来賓席でも至れり尽くせりの接待が行われた。来場者たちは時間の経つのを忘れた。楽団の「蛍の光」の演奏で、来年の再会を約束して散会した。(松元優公通信員)

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