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赤間学院=貢献者2氏を表彰=赤間みちへ賞=故野村丈吾氏らに

2005年9月28日(水)

 赤間みちへ賞の授与式が二十四日午後四時から、サンパウロ市ヴィラ・マリアーナ区の赤間学院で行われた。これは同創立者が百歳を迎えたことを記念して〇三年に始められた。同学院に貢献のあった人を選び、メダルと表彰状を授与するもの。今回受賞したのは松本ジュ―リオさん(78、二世)と故・野村丈吾さんの二人。
 出席者約六十人はまず、みちへさんと野村さんに黙祷を捧げた。
 評議員会のパウロ・ギリェルメ・アマラウ会長も「ドナ・ミチエの生き方は、学院の教育理念となって今もここに息づいている」とあいさつした。
 松本さんは父、久一氏の時代から赤間家とは親しい付き合いがあった。松本家は紙の卸売り問屋をセントロで経営していた関係で、戦前の裁縫女学院時代から紙などを寄付し、行事に参加してきた。その貢献がこのたび評価された。
 ジュ―リオさんは「みちへ先生の活動に対し、できるだけのアジューダをしようと思ってきました。このような賞をもらえてありがたい」と喜んだ。
 同様に、七〇年から同評議員会メンバーを続けてきた野村さんの貢献に対しても賞が贈られた。マリア・ド・カウモ未亡人は「主人と赤間さんとのアミザーデは大きかった。本当にうれしいです」と語った。
 最後に赤間アントニオ晃平理事長は「母は教育に全身全霊を尽くしてきた。それを支援してくれたお二人に心から感謝したい」と感謝した。

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