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日系初の大使、誇り=藤田氏歓送会=百周年祭に協力表明も

2005年10月4日(火)

 インドネシア大使に就任した藤田エジムンド氏(55)の歓送会が九月三十日午後六時半から、文協ビル貴賓室で開かれた。
 約百人の関係者が出席、ブラジル日系人初の大使の門出を祝った。文協、百周年協会、日系研究者協会三団体の共催。
 百周年協会の柳沼啓太郎総務委員長が司会を務め、藤田氏の経歴を紹介。
 続いて、山中イジドロ農務大臣特別補佐官、西林万寿夫総領事、日系研究者協会の渡部一誠会長、文協の吉岡黎明副会長らが壇上でそれぞれ祝福した。
 藤田大使はあいさつで「日系初の大使に任命されたことを誇りに思います」とし、七七年の外務省入省時を振り返り「当時、日系人は私一人でしたが、現在では珍しくない」と省内での日系人の活躍を説明。
 三年後に控えた百周年に関して「赴任地のジャカルタからも何か出来ないかと考えています。協力は惜しみません」との姿勢をコロニアに示した。
 最前列で息子の晴れ姿を見守った父、芳郎さん(85)=太陽堂社長=は「コロニアに祝ってもらうのは初めて。嬉しいです」と誇らしげな笑顔を見せた。
 同日夜、藤田大使は赴任先のインドネシアに出発した。

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