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郷土料理「ア・ミネイラ」=幅広い層に人気=人気の秘密聞く

2005年10月6日(木)

 サンパウロ市の繁華街ジャルジン・パウリスタ区に、昼も夜もビジネスマンから家族まで幅広い客層でにぎわうミナス料理のレストラン「ア・ミネイラ」がある。特に夜は日本人駐在員の姿も目立ち、屋外のバーまでいっぱいになる。マーケティング広報を手伝う松島ナツ子ローザさん(二世)に人気の秘密を聞いた。
 「家族の関係でつながっているんです。従業員も、お客さんも、わたしも」
 以前は店で正式に働いていた松島さんだが、現在は別の仕事をしている。が転職後も、「好きだから」こうしてひまを見つけては手伝っているという。
 「ここで働いている人たちは、信頼関係と店を愛する気持ちで結びついているのよ」と話す通り、とても仲よさそうだ。
 イタリア系二世のマルシオさんが、リオ州ペトローポリスで創業したのが店の始まり。十三年前のことだ。現在は家族が中心となって全国に七店舗を経営する。サンパウロ市内ではショッピングセンター内やポル・キロの形で店舗を増やす準備を進めている。
 「きめ細やかなサービスは相手を思いやる心があってできるもの」という信念が店内のいたるところに感じられる。お客さんを出迎えるような向きで置かれた、入り口の椅子も歓迎の気持ちを表している。
 大きな店内奥で、ミナス料理を中心としたブラジルの郷土料理が湯気を立てている。色とりどりのサラダ、常に焼きたてのグリル料理、スープ、煮込み料理が美しく並ぶビュッフェ形式で、食べ放題。自家製デザートや食後のリキュール酒も豊富だ。
 オープン二周年を記念して、十月末まで特別価格でサービス。平日二十一・九レアル、土日祝二十五・九レアル。無休。
 アラメダ・ジョアキン・エウジェニオ・デ・リマ街697。電話11・3283・2349。

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