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じっと眺めれば落ち着きますよ=書と花の展覧会

2005年10月12日(水)

 書と花の展覧会が十五、十六日にリベルダーデ区の静岡県人会である。
 約三十点の條幅(じょうふく)と呼ばれる掛け軸の前に、池坊華道南米支部が花を活ける。今年で十七回目の試みになるという。
 掛け軸は、日本の書道研究誌「書海」に送り、研鑚を積んでいる十三人の作品が飾られる予定。
 案内に来社したのは書道の大河原昭子さん、柳田睦子さん、池坊の鈴木幸子さん。「書はお坊さんが石碑に彫ったものが手本。花はもともと、山野の草花を取ってきてお釈迦様に添えたもの。だから、書と花は合うんです」と話す。
 三人は「書や花は分からないという方でも、会場でじっとながめているうちに心が落ち着きますよ」と来場を呼びかけた。
 ヴェルゲイロ街193。両日とも午前九時から午後五時。

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