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コラム 樹海

 この九月、上原文協会長らが海外日系人大会に訪日したなかで、最大の収穫は、なんといっても百周年祭典協会の大浦文雄総務副委員長による一連の動きだ。とくに橋本龍太郎元首相から日伯学園に関して協力を取り付けたことは、なによりも心強い報告だった▼なぜ橋本元首相かといえば、九六年の来伯時に日伯学園建設案を、ときのカルドーゾ大統領に首相自ら口頭で説明し、トップレベルで了解した経緯があったからだ。報告をきき、祭典協会内部では「おなじ自民党といえど、小泉首相と橋本元首相の両方へ持っていった形になるとまずいのでは?」との疑問もでたが、大浦氏はその旨、橋本元首相に伝え、そごのないように計らってもらったというから、さすがだ。一世ならではの気配りか▼元JICAブラジル所長の小松雹玄氏らも同協会事務所につめているが、積極的に関わろうとする一世の数はきわめて少ない▼それにひきかえ、パラナ勢は気を吐いている。昨年の小泉首相来伯時には連邦技術大学計画をちゃんと説明し、今回は祭典当日の招待状を配ってきた。もちろん、橋本元首相にも面談し、同様に協力を取り付けている。おなじ日系社会なのだから、競うというよりは祝福をしたい▼十一月には、延期されていた日伯21世紀協議会がようやく開催され、河村建夫衆議も来伯するらしい。ところで、例の「日伯総合センター」はいったいどうなるのだろう? 泣いても笑っても百年祭までは、あと二年と九カ月だ。(深)

05/10/14

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