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101歳参加者も元気に=敬老会、選挙登録が盛況=宮城県人会

2005年10月20日(木)

 ブラジル宮城県人会(中沢宏一会長)の敬老祝賀会が十六日午前十一時から、サンパウロ市の同県人会館で開かれた。二百人以上が出席。七十歳以上の高齢者に母県からの敬老金が渡されたほか、慰安演芸会などが催された。またこの日は、会館で総領事館による在外選挙人登録の出張サービスも実施され、九十三件を受け付ける盛況を見せた。
 当日は高齢者、付き添いの家族など二百人以上が来場。アラサツーバなど遠方からの出席者もあった。先没者への黙祷に続き、中沢会長、来賓の沖田豊穂領事、網野弥太郎県連顧問が祝賀のあいさつを述べた。
 会場を訪れた七十歳以上の高齢者百七十二人には、母県からの敬老金が贈られた。また、当日の来場者のうち八十八歳以上の人には県人会からの祝い金が手渡された。
 最高齢参加者は、百一歳の浜田敬三さん(サンパウロ市在住)。司会から、八十八歳以上の会員が百四人に上ることが伝えられると、会場からは驚きの声が挙がっていた。
 敬老者を代表して、県人会相談役の小関敬一さん(87)があいさつ。「新しい県人会館で敬老会を開くのは初めてのこと。宮城県のご厚情に感謝するとともに、来年までも健康にすごし、より盛大な敬老会ができることを願います」と謝意を述べた。
 終わりに会場全体で、宮城県の民謡「さんさ時雨」を合唱。昼食後には慰安演芸会が催された。
 この日は会館の三階で、総領事館による在外選挙人登録受け付けの出張サービスも実施された。日本の最高裁が在外邦人の選挙区投票を認める判断を下したことを受けて、県連と総領事館が選挙人登録促進の一環として実施したもの。沖田領事を含む三人が出張した。
 会館三階に設置された受付所には、午前九時の開始前から訪れた人が列を作った。午前中だけで七十人余り。正午までだった当初の予定を午後三時まで延長し、最終的に九十三人の登録を受け付けた。

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