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首相「訪伯は誇り」=官邸に文協の写真=上原会長らが確認

2005年10月21日(金)

 「ブラジルに行ったことは一生の誇り」――。九月訪日し、官邸で小泉純一郎首相と面会した上原幸啓文協会長はこの言葉を聞き、いたく感動したという。
 「『お迎えできたのは私にとっても誇りです』と答えました」
 九月二十日午後一時半から官邸を訪問した上原会長、百周年記念祭典協会の大浦文雄総務副委員長(文協顧問)、中島剛事務局長は官邸応接室で首相の入室を待っていた。
 部屋を見回していた中島事務局長は、壁に掛けられている七、八枚の写真の中央に目が止まった。昨年来伯時、文協を訪れた際の写真が飾られていたからだ。
 「それで写真を撮っていたら、首相がいきなり入ってこられたのでビックリしました」と冷や汗顔。
 いつもの小泉調で「イヤーどうも!」と上原会長と握手しながら、冒頭の言葉となったという。
 写真について、上原会長は何も触れなかったというが、「ブラジルのことを大事に思ってくれている証拠」と胸に手をやり、笑顔で頷いた。

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