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リベイロンピーレス市=「俳句の町」で春祭り=地元日伯協会=創立60周年を記念

2005年10月27日(木)

 文協創立六十周年にあわせ春祭り開催――。サンパウロ市近郊リベイロン・ピーレス日伯文化協会(村木義明アントニオ会長)は今年創立六十周年を迎えるにあたり、十一月四日、同協会会館(リベイロン・ピーレス市セントロ区プリメイロ・デ・マイオ街56)で記念法要を行う。
 またこの節目に春祭りの開催を決定し、五、六の両日、協会敷地内で第一回の祭りを開催する。
 四日は西林万寿夫総領事らを来賓に迎え、同市役所敷地内の日本庭園を訪問した後、午後七時から法要を会館で実施。同文協会員で八十歳以上には高齢者表彰がある。
 老人クラブ錦友会の赤木竜巳会長は、「リベイロン・ピーレスには約七十年ほど前から日本人が入植し、現在は日系五百家族ほどがいるが詳しい歴史は知られていない」と話す。
 同市は四月二十一日を「ハイカイの日」と定め、同文協と共催で毎年虚子忌俳句大会を開催している。庭園内には虚子の句牌も設置されている。
 春祭りは両日とも午前十一時から午後九時まで。剣道、空手、柔術のデモンストレーションや太鼓、盆踊りのショーなど十七の個人・団体が参加する盛りだくさんの内容。
 村木会長は「日本庭園を見てほしい。祭りを盛り上げて毎年の定番にしたい」と意気込みを語った。

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