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寺田さんが特選=明治神宮大祭への献詠歌

2005年11月9日(水)

 [既報関連]明治神宮秋の大祭献詠歌への応募の、ブラジル関係入選作品をこのほど小池みさ子さんがまとめた。特選、入選、佳作作品つぎのとおり。
 ◇特選
無意識にポ語を混じえて成る会話ブラジルに住みて四十五年 寺田 雪恵
 ◇入選
雨晴れて緑滴るアマゾンの広野に架る虹のさやけし
      門脇 敏子
 ◇佳作
四十年祖国の桜偲びつつここブラジルの花見に憩う
      新井 知里
青年となりたる孫が拾い来し仔猫に日本名つけて愛しむ     伊東 国子
訪日の思い出あふれる色褪せたドライほほずき捨てがたくおり  内谷 美保
ゆったりと大きく書きいる春の字は父の名前の一字でありし   金谷 治美
打ち連れて父の日祝うと来つれども孫子は凡て日語話さず    斎藤 光之
教会のステンドグラスに陽の射せば聖母マリアは光の中に    真藤 浩子
死語となりし「もったいない」とは言わねども生きつぐこころわがにちにちに
  網島クララ
恵存と書かれ移民史賜わりぬ人柄に触れ一と日過ぎ行く     西山 溥子

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