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デカセギの現況=各専門家が講演=19日、CIATE主催

2005年11月17日(木)

 【既報】国外就労者情報援護センター(CIATE、二宮正人理事長)による「第二回地域コラボラドーレスの集い」が十九日、ニッケイパラセホテルで開かれる。同センターが主催、文協、伯日比較法学会(IDEC)、文化教育連帯協会(ISEC)が後援。就労や教育、母国送金、帰国後の起業など、それぞれの専門家が講演する。入場は無料。講演には同時通訳がつく。
 地域コラボラドーレスは、ブラジル国内でCIATEの普及活動を行なうボランティア。現在サンパウロ州内を中心にパラナ、リオ、ミナスの各地で十四人が活動している。この集いは、デカセギ事情の現状、CIATEの活動を一般に伝えることを目的に開催されている。
 当日は六人の講師が出席。日本の生活における日伯の違いと日本語の重要性、在日ブラジル人青少年問題に関する講演のほか、領事館による査証発給・入国在留状況の報告やSEBRAEのコンサルタントによる「デカセギ起業プロジェクト」の説明、元ブラジル銀行東京支店長による母国送金についての講演などもある。
 二宮理事長は「日本の現状、ブラジルの状況について理解を深めてほしい」と説明、来場をよびかけた。
 各講演の終了後には質疑応答を予定。このほか会場では、新しい地域コラボラドールの紹介や、マリンガ市におけるCIATEの巡回活動についての報告なども行なう。午後五時ごろ終了の予定。
 同日夜には関係者を招いたレセプションが開かれる。海外日系人協会の塚田千裕理事長が出席するほか、藤井伸章・厚生労働省外国人雇用対策課長、堀坂浩太郎・上智大学教授の講演も予定されている。
 問い合わせはCIATE(電話3207・9014)まで。

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