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日本文化の影響をみる=25日から=サンパウロ市日本館で工芸展

2005年11月22日(火)

 「OLHAR JAPONES NO BRASIL―日本文化の影響展―」が二十五日から来年一月十八日までの水、金、土、日曜日、サンパウロ市イビラプエラ公園内の日本館で開かれる。二十九人のアーティストが陶器、木材、金属などを素材に、日本的な技法を用いた作品三十数点を展示する。ブラジル日本文化協会五十周年記念行事の一環。コーディネーター役を務める太田レオ文化担当理事は「日系が作ったということにこだわらず、日本文化の影響が見られる作品から、いかに幅広い分野にその影響が見られるかを俯瞰したい」と説明している。イナグラソンは二十四日午後六時半から。
 展示会場となる日本館はギャラリーなどと違い壁面が少ないため、独特の展示方法による和の空間を楽しめる会場となりそうだ。日本庭園にも作品を配置するという。
 出品者などの選考に携わり、二十一日から展示を行う文協工芸委員会の川上久子委員長は「日本の匂いを残し、ブラジルの素材で作られた作品を見てもらいたい」と話し、来場を呼びかける。
 出品するアーティストは中谷哲昇、クリスチャン・ユニス、エリザベッチ・プラド、エドワルド・プラド、フランシス・マリエ、川上久子、白旗イヴォネ、ヤマモト・イワキチ、金子謙一、生駒憲二郎、ニイ・キミ、イマユキ・コウゾウ、カネコ・マリコ、モチヅキ・マリオ、イワサ・メグミ、ウケセキ・ミエコ、笹田道子、細井戸三枝、三橋延吉、ノルマ・グリンベルグ、ヘジーナ・ツチモト、ヘネ・サソン、サラ・カローネ、鈴木章子、ナガタ・ショウゾウ、泉修悟、オノ・タカシ、イシイ・トシコ、トツカ・ユポの二十九氏。
 スダメリス銀行、ホンダ・ド・ブラジルの後援。在サンパウロ総領事館、サンスイ、サンパウロ市緑化環境局、ローランド・グーテンベルグ、ブッフェ・アルナルズが協賛している。
 開館時間は午前十時から午後五時まで。入場料は大人三レアル、子供二レアル(七歳から十二歳)。

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