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「ハルとナツ」特別展=横浜JICA資料館で

2005年11月29日(火)

 日系コロニアでも大きく反響を呼んだNHK放送八十周年記念ドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙」。それを記念して日本のJICA横浜・海外移住資料館では、今月十一日から来月十一日までの一ヵ月間、特別展示会を開催している。
 展示内容は、ブラジル日本移民が見たドラマの感想をパネルにしたものや、撮影時に使用した衣装、小道具など。また、撮影で実際にブラジルを訪れた女優の米倉涼子(高倉ハル役[昭和編])や村田雄浩(ハルとナツの父親役)などのメッセージも展示される。
 同資料館には、特別展示に限らず南米への移住を盛んに推進していた当時、移住者募集の広報用として使用していたガラス製のスライドと投影機を展示している。スライドには移住者が原生林を開拓する様子や、移住初期に建てた住宅などが映され、当時の生活ぶりが紹介されている。そのほかブラジル移住者が労働に従事したコーヒー農園や綿花、コショウ畑の収穫の様子などを再現したコーナーもある。
 また、同展開催に先立ち発行された「海外移住資料館だより特集号」には、本紙でも掲載した移民が見たドラマの感想や、山崎千津薫映画監督のコメントなどが紹介されている。

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