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首相揮毫石碑の除幕も=文協50周年式典=17日、450人を招待へ=弓場バレエ団が記念公演

2005年12月03日(土)

 創立から半世紀を迎えるブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)は十七日午前九時から、創立五十周年記念式典を同協会ビルで挙行する。記念行事として、小泉首相による揮毫を刻んだ石碑の除幕や弓場バレエ団の記念公演が行なわれる。
 式典に先立ち、関係者を集め、山内淳(八代)、岩崎秀雄(九代)両元会長の記念プレート除幕する。
 現在会長室には尾身倍一(七代)までのものしかない。これで山本喜誉司初代会長から前会長までのプレートがそろって壁を飾ることになる。
 また、文協大講堂入口前にある日本庭園で、昨年来伯した小泉首相の揮毫「日日新 新天地」が刻まれた石碑の除幕式を行なう。
 式典は午前八時半から一般招待客の受付が行われる。文協事務局はすでに四百五十枚の招待状を関係者に送付している。
 午前九時からは編集中の「文協創立五十種年記念DVD」のダイジェストが大講堂で流される。これは、昨年八月の日本館五十周年式典の映像を皮切りに、小泉総理来伯、文協選挙など今年度に行われた全イベントが収録されたもの。本式典の模様も含め、来年に完成予定という。
 続いて両国歌斉唱後、先亡者への黙祷、上原会長のあいさつ。その後の表彰式では創立会員、文協の発展に尽力した全会長、長年事務局長を務めた故安立仙一氏、事務局職員などに感謝状が手渡される。
 また評議員、および文協内にある各委員会で十五年以上務めた評議員、委員も対象になる。創立三十五周年以来、文協関係者への表彰がなかったためだ。
 被受賞者代表の謝辞、日伯両国代表のあいさつで式典は終了。会場を体育館に移し、文協コーラス部が普段の練習の成果を披露。乾杯の音頭に続き、昼食会となる。
 午後三時からは弓場バレエ団の公演も行われる。
 文協五十周年記念委員会の松尾治総合コーディネーターは「みんなで文協の創立五十周年を祝いたい」と話している。

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