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目玉は南伯原産=文協で夏の蘭展

2005年12月08日(木)

 コレクターに人気の高いレリア・プルプラッタを目玉にした第六回夏の蘭展が九、十、十一日の三日間、文協貴賓室で開催される。 主催はサンパウロ蘭協会(森本みどりルシア会長)。例年通り約八百点が出展されるほか、大サロンでは即売会も行われ、約一万五千鉢、百種類以上が販売される予定だ。
 プルプラッタは南伯原産で、白、ピンク、赤、紫などの花の色が豊富で、十五センチ以上の大型の花が咲く。
 「特に〃カルネ〃と呼ばれる色の濃いのが一番人気」と松平悦子副会長は説明する。今回も南部州の蘭生産者諸団体が自慢の作品を持ち寄る。
 「ブラジルを代表する品種ですが、これを中心とした蘭展はここだけ」と森本会長は位置付ける。
 その他、胡蝶蘭、オンシジウム、カトレア、遅咲きのデンドロビウムはじめ様々な交配種も展示、販売される。
 好事家に人気の高いパフィオ・コロパキンギや、チョコレートの匂いのするオンシジウム、スイカの香りのマキシラリアなどの変り種も並ぶ。
 入場無料。開場時間は午前九時から午後七時まで。無料の育て方講座(ポ語)が各日午前十時、午後二時、午後四時からある。

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