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リオで天皇誕生日祝賀会=参加3百人=総領事館が主催

2005年12月22日(木)

 [リオデジャネイロ]当地の総領事館主催の天皇誕生日祝賀会が、十二日午後八時から、コパカバーナのオットンホテル二階の大広間で行われた。およそ三百人の招待客が参会盛況だった。出席したのは、リオ商工会議所、リオ文協、リオ日系協会、リオ文体連の役員ら、ブラジル各界の人たち、国際色豊かだった。
 神谷武総領事は「天皇陛下は七十二歳。ブラジルを何度か訪問され、ご縁が深い。紀宮さまは、リオ市内の植物園にある日本庭園の〃改開設〃に参加され、足跡を残されている。近年、日伯両国は首脳の相互訪問があり、関係強化が話し合われている。移民百年祭を機に両国の友好交流をさらに発展させたい」と祝辞を述べた。
 リオ市長代表のアントニオ・カルロス・ペイショット氏は「日伯両国のつながりは、大きく移民、貿易の二つに分けられると思われるが、前者のブラジルへの貢献は、意義深く、計り知れない」と賛辞を重ねた。
 また、会場内の日系二世の一人は、天皇はプリンスという意味に近い、と言い、天皇観について「シンボロにあたると思う。社会が変わって行くと同時に、変わっていくだろう」と語っていた。(中村博幸さん通信)

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