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絢爛、劇場で日舞を=ロ市の村上舞踊研究所

2005年12月28日(水)

 [ロンドリーナ]ロンドリーナの村上舞踊研究会による第二十二回舞踊発表会が、去る十一月二十七日午後二時から、中心街に近いテアトロ・フィラデルフィアで行われた。満席だった。
 新作は個人の部四十一、団体の部七種目で、すべて村上すみ子会主の創作、振り付け、指導。その情熱が高く評価された舞台でもあった。門下生たちも一年を通じて励んだ甲斐があった。舞台が広く、音響、照明装置も完備した劇場だけに、すばらしい成果が発揮された。
 開幕は、十歳の泉さゆりちゃんの「舞妓はん音頭」、全員による「川越音頭」で午後九時、幕を閉じた。
 研究会は、市公認の文化団体でもあり、市を代表して金城ロベルト市議もかけつけ、祝辞を述べたほか、パラナ文化運動連盟の吉井喜美子副会長も称賛と激励の言葉を贈った。これに対し、三世の村上会主は「芸の道は厳しく、まだ未熟ではありますが、踊り子たちは一生懸命舞台をつとめますので、応援をよろしく」と謝辞のなかで述べた。
 当日は、近隣都市のアサイ、イビポラン、ローランジアからの舞踊の応援と歌謡、民謡、詩吟の代表者の友情出演もあって、盛会裏に閉幕した。(中川芳則通信員)

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