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大耳小耳

2006年1月10日(火)

 ブラジル日本語センター(旧日本語普及センター)が十四日に、創立二十周年の記念式典を開く。創立委員の一人である下本八郎氏(元連邦下議)が、記念日は一九八八年二月ではないかと主張している。同センターはもともと文協、旧日学連、日文連が協力して組織したもの。八五年に文協の委員会として発足し、八八年に独立して現在地に移転した。同センターと下本氏の間には、解釈の違いがあるよう。
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 日本から歌手を呼んでコンサートを開く――今年、いくつか計画があるようだ。そのなかに夏川りみさんの名がある。本人もチャンスがあれば来伯したいと乗り気らしい。先般四枚目のアルバム(ビクター)を出した。沖縄の八重山民謡風、ロック、ゴスペルといろいろな歌を歌う。ブラジルでも客をより多数動員できる数少ない歌手に違いない。ただ、日本国内で年百二十回のコンサートを開いている売れっ子、来伯時間は割けない…?
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 ブラジル文化省がプレミオ・クルトゥーラ・ビーバの応募を今月二十日まで受付けている。これは文化の普及、創造、形成などに関わる活動をする個人や団体に送られる賞。有形、無形文化の保存や継承も対象になる。最高で八万レアル(Tecnologia Sociocultural)、伝統文化の部でも二万レアルなどが用意されている。詳細や申し込みは同サイト(www.premioculturaviva.org.br)まで。どこの日系団体も資金難のおりだけに、ダメもとで応募してみるのも一興か。

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