ホーム | 日系社会ニュース | カラオケ・キャラバン始まる=サンパウロ市でまず手応え

カラオケ・キャラバン始まる=サンパウロ市でまず手応え

2006年2月3日(金)

 【既報関連】J―ポップで日本語学習を──。国際交流基金のカラオケ・キャラバンが一日、サンパウロでスタートした。会場の北海道交流センター(ヴィラ・マリアーナ区)には、若い世代を中心に約二百人が訪れ、DVDコンサートや模擬授業、カラオケ・コンテストを楽しんだ。
 同事業は中・高・大学生を対象にしたもの。この日は、レジストロやインダイアツーバなど遠隔地からの参加があった。
 DVDでオレンジレンジ、ケツメイシ、浜崎あゆみなど日本で人気の高いアーティストを紹介。遠藤麻紀さん(専任講師)が歌詞を使った、模擬授業を披露した。
 初日だということで客足が懸念されたが、模擬授業になると歓声が上がるなど盛り上がりを見せていた。 カラオケ・コンテストには、約二十人が出演。飛び入り参加も四人いた。ディエゴ・ノゲイラ・ヤマシロさん、フジノ・エミさん、ノルダン・マンズさんが全国大会(三月二十六日)行きの切符を手に入れた。
 三浦多佳史客員講師は「『日本をテーマにしたイベントで、こんなに若者がきた』という声がちょくちょく聞かれた。授業のデモンストレーションも楽しかったのでは」と手応えを語っていた。
 「カラオケ・キャラバン」はサンパウロを皮切りに、リオ(三日)、ポルト・アレグレ(十二日)、マナウス(十八日)など国内八カ所で実施され、三月二十六日にサンパウロ(会場・ブラジル日本文化協会)でカラオケ・コンテストの全国大会が開かれる。

image_print