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大耳小耳

2006年2月7日(火)

 〇八年に、日本の巨大な気球をブラジルから宇宙に向かってあげるプロジェクトが、宇宙航空研究開発機構によって進められている。成層圏を旅して百日間で地球を三周しながら、宇宙からの放射線を観測する無人気球だ。二日に福島県小野町の体育館で行われた破裂実験は無事成功、五月には岩手県で成層圏まで飛ばす試験をする。実物は直径七十メートルもの巨大な気球とあって、ブラジルでも話題になること間違いなし。なら、百周年のロゴマークでも入れてもらう?
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 基金サンパウロ日本文化センターの「歌を通じて日本語を学ぼうキャラバン」が、一日、スタート。九日はロンドリーナで開催されるが、同地のこの運動のとらえ方が面白い。パラナ文運連情報は「ロンドリーナでの予選通過者は、サンパウロ市における国内コンテストに参加……」。確かにその通りなのだが、「予選通過者」あたりが強調されると、カラオケ大会と混同される恐れも。歌謡活動が盛んな土地柄ならでは、か。
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 ブラジルライオンズクラブは、白内障、糖尿病、血圧などの健康診断を行っている。日系人を中心に構成されているブラジル日系ライオンズ協会の役員によれば、毎月約五千人が検査を受けており、白内障の手術を受ける人は七百人を数えるそうだ。全て無料。十月には日系社会対象の集団検診も行う予定。詳しく知りたい人は同協会事務局(電話=11・5575・4011、担当クリスチーナさん)まで。

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