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就職よりブラジル?!=大志万に日本から研修

2006年2月9日(木)

 「就職活動で大事な時期だけど、天秤にかけてブラジルを選びました」。
 松伯学園・大志万学院で現在研修中の神谷政克(21)さんと平野雄一(同)さんは、玉川大学文学部リベラルアーツ学科の三年生。 
 日本語教師養成プログラムの一環としてブラジル研修を選んだ。五日に来伯、三月十一日までの約五週間にわたり同校の日本語の授業を中心とした研修を行う。
 「サッカーをしていることもあるし、カズが好きだったので、ずっと憧れがあった」と平野さん。ブラジルの印象は「みんながとてもフレンドリー」。
 二人はすでに授業を参観するなどの研修を始めており、「とても楽しい。スピードは速いけど、とても効率的だと思う」と神谷さんは、その感想を話す。「日本では見られないような授業」と二人は声を揃え、早くも研修の意義を感じているようだ。
 「二人とも、とても熱心。授業も受け持ってもらう予定です」と芝田先生。
 「ゲーム感覚で漢字を覚えるよう」に二人は東京で偏と旁(つくり)に分かれたカルタを購入、担当する授業で活用する予定だという。
 ブラジルの建築にも興味があるという神谷さんは「海外で日本語を教える仕事をしてみたい」と将来の希望を笑顔で話していた。

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