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月の女神の宴へ=日本から和文化協会

2005年9月7日(水)

 女楽・月訓之命(つきよみのみこと)の宴へ――。
 ブラジル日本文化協会(上原幸啓会長)は五十周年記念イベントの一つとして、日本から和文化交流普及協会(小川夏葉さん主宰、猪木快守団長)を迎えて、九日からブラジル・パラグアイ公演を行う。同協会の南米公演は初めて。
 プログラムは三部からなり、一、二部の題材は竹取物語や平家物語、源氏物語から。西郷隆盛を扱った演目も盛り込まれ、薩摩琵琶の響きで物語られる。
 第三部は「みかんの花咲く丘」や「おぼろ月夜」などの唄がハーモニカや太鼓、笛で演奏される。
 コーディネーターを務める続木エルザさんは「貴重な薩摩琵琶の演奏と語りを鑑賞することができます」と本人も楽しみにしている様子。入場は無料。
 月訓之命(つきよみのみこと)とは、先を見通すことができ、女の運命を定める月を司る女神のこと。
 日程は次の通り。
 九日午後八時カンピーナス文協▼十一日午後三時ブラジル日本文化協会(サンパウロ市)▼十二日午後七時半ウジミナス社のジャパンウィーク開会式(ベロオリゾンテ市)▼十四日パラグアイ・アスンシオン。

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