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「お金は心配ない」=23日に新計画の説明会

2006年2月15日(水)

 「今の文協に代わる新しい城が完成する」と勇ましい言葉を並べるのは、九日朝に来伯したばかりの天野鉄人さん(東京在住)。リベルダーデ駅近くの所有地(四千平米)に、二十三階建ての巨大ビル「ジャパンセンター」(旧日本館)を建設する新計画を説明しにきた。二十三日午後七時から、文協小講堂で説明会を開く。
 今回の計画の総工費は約六十億円、百周年の〇八年完成を目指す。「お金はひとつも心配ない」「建設費は責任もってボクが集める」と勢いのある語調で、次々に頼もしい言葉がでてくる。日本側の政府、企業、民間から募金を集めるという。
 百周年祭典協会の記念事業にいれるつもりはない、と断言する。「あそことは関係なく進める。向こうから話があれば、相談に乗ってもよい」。祭典協会が検討する日伯総合センターと資金集めの点などで競合しないのか―と質問すると、「競合しない。だって、向こうの企画が(正式に)上がってくる可能性はゼロですから」。
 今回の説明会では、コロニアのコンセンサスを得たいと考えている。「コンセンサスがあったほうがお金が集めやすい。ただ、必須条件ではない。ないから、建築できないということではない」という。本人から直接詳しい話を聞きたい人は、説明会へ。天野さんは翌二十四日晩に帰路に就く。

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